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突然中野から放たれた攻撃に
真田は驚いていた。
ビルからでてきた中野の腕からは銃口のような物が生えていた…
「おい…なんだよそれ…」
「これもお前を倒すために得た力だ…」
中野は不気味に笑う。
そしてまた素早く移動すると
中野はまた腕をかまえ、
銃口らしき物から
何かを発射した!
それを真田は大剣で防ごうとしたが防ぎきれず
真田の左腕をかすった!
反撃に出ようと両手で大剣を
かまえようとしたが
左腕が上手く動かないことに
気が付いた!
「気付いた?それは毒だ…神経性のな」
中野はまた笑った。
(くっ…ハンデになるかもな…だが…この大剣は片手で持てる!)
真田は右腕で大剣を持ち、
中野の頭上振り落とした!
「なに!」
中野はなんとか刀を抜き、受け止めたが…今にも体を押し潰されそうである…。
(くそが…!あのでかさの大剣を片手で!)
中野は必死に押し返して
なんとか大剣を弾き後ろに下がった!
「中野…終わりだ…」
すると大剣がより一層紅く輝き…それを真田は思い切り中野に向かって振った!
大剣から紅い衝撃波が放たれそれが中野に激突した!
激突するとともに爆発が起き周囲が跡形もなくなっていた…。
「終わった…」
真田は大剣を刀に戻し鞘に納めた。
そして滝たちを探そうとその場を後にしようとした時…!
「何が終わったって?」
その声に驚き真田が後ろを向くと…!
なんと中野が無傷で立っていた…。
しかもその手には刀ではなく大剣が握られていた!
「嘘だ…無傷だと…しかもそれは…」
「あんなの効かないなあ…あ?これか?これはお前の力をもらったんだよ…」
中野の手に握られているのは確かに大剣だが真田のとは全く違っていた…
まるで闇その物のように黒く…真ん中には眼があり…それが真田を睨んでいる…。
(力をもらった?まさかやつのホントの力って…)
「ちっ!お前の能力は相手の力をコピーすることか…」
真田はまた刀を抜き、大剣にした!
「察しの通りだ…」
中野はにんまり笑う…
不気味だ…。
「中野!行くぞ!はああああ!」
「こい!」
二つの大剣が激しくぶつかり合う…
真の決戦が幕を開けた…
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