終章 それぞれの戦いと決着

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黒鬼は全身の銃口から全ての弾を発射した! (……反則だろう…そりゃ…) 稲葉は物影に飛び込み難を逃れた… そして 全ての弾は壁や床に当たった… 「ふぅ…危ない…危ない…」 しかし、 弾が当たった場所に変化が現れた! なんと急激に溶けはじめ、 数秒もしないうちにその場所が大きな穴になった… (安心なんてしてられないなありゃ…) 「早くでてこいよ!稲葉さんよう!ビル崩れちまうぞ!」 黒鬼は怒鳴るとまた全身の銃口から弾を発射した! また一つ大きな穴が増えた… (確かにマズイなあ…よし!) 稲葉は一気に飛び出し、 黒鬼にライフルを撃ち込んだ! 弾は命中したが、 黒い皮膚にはじかれてしまった… 「きかねえな喰らいやがれ!」 また銃口から弾が発射される! だが!稲葉は動かずまだ黒鬼に 弾を撃ち込んでいる! 「血迷ったか?馬鹿が!きかないというのに…」 そして稲葉に銃弾が命中しその場に倒れた… 「ハハハハハ!勝った!勝ったぞ!…よし…報告に行かねば…」 黒鬼は稲葉の死体に背を向け… その場を去った… すると突然稲葉が起き上がった (…痛…防弾チョッキ着てても痛いな…だけど買っといてよかった…) なんと 防弾チョッキを着ていたのだ 金崎から購入していたらしい… (…ヤバイ!溶け始めてる) 稲葉は すぐさま防弾チョッキを 脱ぎ捨てた 防弾チョッキごと床が溶ける… (危ないな…ったく………… さて…) 稲葉はライフルを構え、 黒鬼を狙いながら一歩一歩 進んで行き 黒鬼にある程度近付いた所で ライフルを突き付けた… 「ちぃ…まだ生きてやがったか確かに当たったはずなのに…」 すると突然黒鬼が後退し また銃口から発射しようした! しかし異変が起きた… 弾が発射されないのだ… しかし黒鬼は何度も 発射しようする… すると次の瞬間! 黒鬼の体の中で 何かがはじけた! 「ぐ…!ぐあああああああ!」 そして 黒鬼の体は溶け始めた… もがき苦しみながら 稲葉に迫るが途中で力尽き… 跡形もなく溶けた 「弾つまってることに気付かないとはな…あっけないな…」 そして稲葉は勝利しその場を 去った
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