29人が本棚に入れています
本棚に追加
凄まじい金属音が鳴り…
始めに攻撃を繰り出したのは
中野であった!
「おお…!軽いなあ
じゃあ今度は俺が!」
中野は高くジャンプすると
体一回転させながら
斬撃を放った!
真田は
それを受け止めようとする!
凄まじい重さと衝撃が体に
伝わったが
なんとか受け止めた!
(…くっ!
なんて一撃だ…手がいてえ)
真田の手が小刻みに震えている
「ほらほら…真田まだ終わってないよ!」
中野が腕に力を込めてくる…
受け止めている大剣の重さ
が増していく…
(やばい…くそ!動け!)
真田は必死に
左腕を動かそうとする!
どうやら動くのは
指先から肘くらいのようだ…!
(これだけ動くなら充分だ!)
すると
真田は左腕を無理矢理上げ、
大剣を掴み!
力を入れた…!
「無駄だ!だが…これで死んだらつまらないなあ…よしやめた!」
そういうと中野は
軽くジャンプし
真田から離れた…
(くっ…!助かった…)
「代わりに……これだ!」
すると中野は
頭上に大剣を掲げた…
大剣がより一層黒く染まる!
そしてそれを真田の方向に
振り下ろした!
それとともに黒い氷の槍が
飛んできた!
「ふん!」
真田は
目を閉じ神経を集中させると…
大剣を構え…
当たる直前の所で
大剣を縦に振り下ろし
真っ二つにした!!
二つになった氷の槍は
まるで真田をさけるように
飛んでいくとビルに突き刺さり溶けてなくなった…
真田の大剣は紅く燃え炎のごとく光り輝いた…
「なあ中野…やめないか?もう…」
「あ?今更なんだよ?
俺まだ物足りないんだよ!
お前がバラバラになるまで満足できないさ!」
「そうか…なら仕方がないな」
真田は悲しそうな顔をすると…
大剣を構えた!
「……こい!」
「いくぞ!!真田!!」
中野が間合いを詰め、
横に大剣を振った!
それを真田は
下に屈んでよけた!
そこから中野に足払いをし、
体勢を崩させると
大剣を斜めに振り上げた!
痛々しい音とともに中野の脇に大剣が深く潜り込む…
「ぐあああ…!痛いんだよ!」
「…じゃあな」
すると真田は
大剣に力を集中した…
大剣は紅く輝き、
まばゆい光りを放つ!
最初のコメントを投稿しよう!