終章 それぞれの戦いと決着

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真田はその場に倒れ、 また涙を流した… (あの時救えなかったから…あんな怪物になってしまった… 俺のせいだ…くそ!) 真田は砕けたアスファルトの床にひたすら拳をたたき付け 悲しみにひたっていた… するとふと気がつく…! 中野が使っていた大剣が元の刀に戻り黒い刀身がだんだんと 白くなっていく… そして完全に白くなると 真田は思い出した…! (…!あの時の…刀…!) 近付いて 手に取るとあの時の恐怖と なつかしさ… そして 中野との思い出が蘇った… 「……借りるぞ中野…」 真田は 大剣を刀に戻し鞘におさめ 白い刀を無造作に持った… ……… 「……ーい!おーいってば!」 いきなり 声がした! 振り返ると 滝、稲葉、大輔の三人が 元気そうに こちらに歩いてきた! 大輔は手を目一杯振っている 「無事か!?」 稲葉ががらにもなく心配しているようである… 「無事だ…なんとかな…」 少し笑顔を作り真田は言った 「当たり前だ!真田だしな! というか…それなんだ?」 滝が真田の持っている刀を見ながら言う 「…あ?これか?これはな… 中野の刀だ…少し借りてる」 真田が俯きながら言った… そして顔あげ大輔に 「ところで大輔…後一人残ってるんだよな?」 「うん…ラスボスってやつだよ…」 「いよいよかあ…気合い入れて行くぞ!」 「おう!」 そして俺たちは 東京タワーに向かった…
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