終章 それぞれの戦いと決着

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まず入ってみると… やはり内装が がらりとかわっていた… 巨大なモニター、大型のコンピューター 以前訪れた 三十三間堂に似ていた… 「またコンピューターか…」 「目がチカチカするな…」 「久しぶりだね…ここも…」 滝、稲葉、大輔が思い思いに 意見を言っている… 「それより早くラスボスってやつを探そう」 騒いでる三人をだまらせるように真田が言った… すると 突然ウィーンという機械音が 鳴り響き、巨大なモニターに 大きく誰かが映しだされた! 「やあ 真田幸人 滝竜太郎 稲葉博孝 そして大輔…これは記録映像だ…黒鬼たちを倒した君たちの能力はじつにもったいないがここで消えてもらおう」 …!!! 真田たちは驚き一瞬固まった… 「この映像は流れたのち一分後に爆弾が作動する 逃げようとしても無駄だ… この爆弾は日本全土を後かたもなく…すべて吹き飛ばす そこいるであろう稲葉博孝がつくらされていたものだ 今までご苦労ではさらばだ」 ブツンという映像が消える音がしたとともにモニターにカウンターが表示された… 「うそだろ…今まではなんだったんだ!!」 滝が怒鳴りながら力なく座る… 「一足遅かったんだな…だが! 防ぐ方法があるはずだ!」 すると稲葉はハンドガンをモニターに向かってかまえた! それを大輔が止めた… 「無駄だよ…打っても爆発するさ…」 「畜生…もうだめか…」 真田はその場で途方にくれた… そして カウンターの残り秒数が残り五秒になった… …5 …4 …3 …2 …1 …0 真田たちは光りに飲み込まれ すさまじい爆発音がなった… そして日本という国は 塵一つ残らず すべて吹き飛んだ…
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