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他の神具には目もくれず祭壇を見据え一直線に歩いて行く
祭壇の上には目的の物―
『聖杯』が収められていた
他の神具とは違い淡く光を発している
…これだ
間違いねぇ…
俺は聖杯を手に取りアレンに声を掛ける
「…イノセンスを確保した」
聖杯を懐にしまいつつ振り返った
が、一瞬俺の瞳が凍り付く
そこで俺が見たのは―
喜々として神具に見入っているアレンだった
凍り付いた瞳が徐々に険しくなっていく
…この野郎…
守護者と戦いもせずイノセンスも放ったらかしかよ…(怒)
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