段ボールの中に、

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「本人に聞いたら、あんたが一番仲がよかったって言うんだけど…。」 「うん!だって親友だもん!」 …俺が、こいつと? 「しばらくしたら贈り主も来るし、俺もちょくちょく遊びに行くよ」 「あ、マジで?また遊びに来てねー!」 横で天然馬鹿が騒いでる。 ここは俺ん家なんだよ。勝手に決めんな。 …え、贈り主も来んの? 「はい。俺の名前も、贈り主の名前も、どうやら知ってるみたいで。何回も訪れれば思い出すかなーって」 え…こんな共通点のない三人なのに? だっておしるこ大好きバイクさんと、童顔歌手と、ゲーマー無職人なんだけど。 「俺の名前、これなんだけど知ってるー?」 「んー…?」 鞄から出してきた作業着に付いている名前を見た彼は、目を丸くした。 「この人……知ってる」 .
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