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伝票にはんこを押して、荷物を確認する。
「あのおにーさん冷たくない?ゲームばっかで構ってもらえないとかない?」
「大丈夫!飯も作って貰っちゃった!」
「良かったなぁ」
飯はあんたに任せられないから作ったんだよ。変なとこはしょるの止めてくれ。
カレーを仕込みながら俺がイライラしていると、ポケットに入った携帯が震えた。
着信相手は、今お昼休憩らしい飼育員のあいつからだった。
不機嫌なまま対応する。
「…なぁんか暗くなぁい?あ、もしかして店長に怒られたとか!」
俺お前と違って真面目だから。
「ひっで!…あ、あのさぁ!今日の夜、そこでバーベキューしない?」
なんでここなんだ。
「いいじゃん減るもんじゃなしー!」
減るんだよ!お前が大量にビール飲むから俺が次の日買い出し行ってんだよ!
撫で肩君にその話をすると、バーベキューやりたいと元気に言われたので、渋々了解することにする。
なんか今月厄月だな。
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