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部屋にいる人はどんな人かわからないが、とてつもなく強い力が部屋にたまっているような気がした。
「なんだろう?…どんな人がいるかまではわからないや…」
「そうか…変なことが起きなきゃいいんだがな…」
そういって、男の人は心配そうに部屋のドアを見つめた。
「ボク、ちょっとじじ様に話があるから…そのついでに中にいる人も見てくるよ」
「そうか?…頼むよ」
ボクはにっと笑って部屋のドアを2回ノックした。
少し間があって、じじ様の声がする。
「入りなさい」
あまり聞いた事のない、真剣な声だった。
恐る恐るドアを開ける。
「あの、じじ様…っ」
部屋の中には、5人の見た事のない人たちがいた。
じじ様と向かい合って座っている赤髪の人。
その隣に立つ桃色の髪の人。
客用のソファに座る茶髪の人と青髪の人。
ドアのすぐ横に立つ白髪の人。
そして、その人たちに付き添うようにしている精霊たち。
「どうしたんじゃ?こんな夜更けに」
「あのっ…少し外に出てきてもいいですか?ピティと会う約束をして…」
「あぁ…構わないよ。だが、早く帰ってくるんじゃぞ?」
「はいっ。…それじゃあ…」
「悪魔…か……」
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