学園到来!!

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「それじゃぁ、行こっか?」 「楽しみだねっ」 私がそう言うと、コトは生き生きとした声で言葉を出す。 勢い良く、あの真っ白な部屋から私たちは出る。 今日は、待ちに待った学園に行く日!その学園は、アンバーが理事長をしているから魔力測定も、属性鑑定もやらないようにしてもらったんだ。 身内の学園だから、コトを守りやすいから少し、私の中には安心感がある。 「んで?どうやってその学園に行くんだよ?」 「総司令が、司令室に魔法陣を出してくれるんだって」 ロスのふとした疑問にコトが淡々と答える。コトは私の手を握って歩き出す。コトは私と目が合うと、嬉しそうに微笑む。 多分、相当楽しみなのだろう。 私も楽しみ。私たちくらいの年の子なんて、虹の協団意外の場所で見たことないから……。 私とコトは、ここ“虹の協団”に入ってから同い年の子とは接点がなく、見かける程度で、一般人ともあまり会わなかったから……。
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