はじまり

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 老犬の声を聞いた駅員が、踵をかえして翼の方へ、駆け出して来た。 「なっ!…」  翼は、なんの抵抗も出来ないまま、駅員に担がれていた。駅員は、そのまま、なんの説明も無く全力で駆け出した。 「ちょっと、待てよ!待てったら!」  翼は、必死に暴れたが、駅員から逃れる事が、できない。
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