はじまり

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 駅員は、どんよりとした空を見上げて、ため息を吐いた。 「どうしようかの…」  翼は、怯えのような不安感のなかで、少しづつだが、いらだちが込み上げてきた。 「な、何なんだよ!お前ら、いったい何者なんだよぉ!」  翼は、半分、泣き出しそうになりながら叫んだ。
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