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俺は、SHOUYA25歳。
某居酒屋チェーンとは関係ない
高校3年の冬、福島の実家に暮らしているにもかかわらず、早稲田大学先進理工学部を受けた。
志望動機:名前の響きがカッコいいから
合格発表日。
俺は期待と不安を胸に、無数に陳列する数字の集団を凝視した。
落ちた。
俺の受験番号は、邪馬台国なみに行方不明だった。
取りあえず、親に電話をした。
SHOUYA「もしもし、母さん…。」
母『受かった!?』
SHOUYA「ぇ……あ………………………………うん。」
母『凄いじゃない!!母さんは鼻が高いわ!!天狗だわ!!』
そして、
そのまま後には引けず、上京するはめになった。
そして一年間、俺が大学に通っていると信じている親の仕送りと、バイトで食いつないだ。
かくして、嘘をつきとおすために、バイトの合間を利用して毎日30時間以上勉強した俺は、次の年、早稲田大学先進理工学部に一浪で合格した。
つーかマジ、『先進理工学』とか、かっけぇ。
『先進』だぜ?
ぱねぇ。
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