桜にしか見えねぇよ

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「プルルル…!!プルルル…!!」 朝 今日は土曜日だと言うのに子供達は既に起きている。 そう、今日は長男と次男の中学校の運動会である。 私はそれよりも早く起き、お弁当を作った。 そして、ついさっき子供達起こし、朝食を食べさせたところだ。 すると、けたたましい音で電話が鳴って、今に至る。 フェルナンド・ファブレガス・吉田『もしもし?俺だけど。』 伝子「オレオレ詐欺とか時代遅れ何ですけど。」 ガチャン!! 「プルルル…!!プルルル…!!」 また掛かってきた。 フェルナンド・ファブレガス・吉田『もしもし?フェルナンド・ファブレガス・吉田だけど、今日のISAO達の運動会だけどさ…』 伝子「今度はフェルナンド・ファブレガス・吉田 フェルナンド・ファブレガス・吉田詐欺か!!!!!!!!!!!!」 ガチャン!! 「プルルル…!!プルルル…!!」 また掛かってきた。 フェルナンド・ファブレガス・吉田『どうしろって言うんだぁぁぁぁぁぁ!!』 伝子「あらやだ、アナタじゃない」 フェルナンド・ファブレガス・吉田『ワザとやってたわけじゃなかったんかい!!』 伝子「用心に越したことないでしょ?」 フェルナンド・ファブレガス・吉田『フェルナンド・ファブレガス・吉田 フェルナンド・ファブレガス・吉田詐欺とか聞いたこともねぇよ!!』 伝子「あらやだ。最近流行ってるのよ?このあいだもね、お隣の菊池さん、騙されちゃって60万円振り込んじゃったらしいのよ!!それでね…」 フェルナンド・ファブレガス・吉田『待て待て待て待て!!菊池さん何で騙されちゃったの!?』 伝子「知らないわよ。とにかく、アナタも用心してちょうだい。」 フェルナンド・ファブレガス・吉田『俺は何があってもフェルナンド・ファブレガス・吉田 フェルナンド・ファブレガス・吉田詐欺には騙されないけど!!!!!!!?????』 伝子「そういう考えにつけ込まれるのよ!!」 フェルナンド・ファブレガス・吉田『ええぇぇぇぇぇ…(´Д`)』 伝子「ところで朝っぱらから何の用?」 フェルナンド・ファブレガス・吉田『そうそう、今日のことなんだけどさ、俺もうすぐ家着くから。いや~、夜の間に出発して良かった。おかげで渋滞に巻きこまれずに済んだよ。』 伝子「あっそ。」 ガチャン!! フェルナンド・ファブレガス・吉田「………(´・ω・`)ショボーン」
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