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夢の話 No.1
噎せるくらい
暑い暑い体育館。
熱気で視界が歪んで
白昼夢みたい
そんな中で行われている
クラスマッチ。
視界の中には、人!人!人!
沢山人がいるのに
絶え間なく襲ってくる
孤独感。
気が付けば
青い目の男の子が
僕を見つめている
『僕は蜥蜴の尻尾』
そう一言だけ言って消えた
奥から聞える
「ねぇ…殺して、殺して下さい。
お願いします。殺して」
のコール。
蜥蜴の尻尾は自分?
図書館の女が
『あの男には気をつけて』
と
僕はしっかりと
アパートの鍵を閉める
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