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「つーかせましって何だよ!」
おいおい、休憩時間終わったのにまだ続くの?
仕方ない、友達から教わった合気道を使って逃げよう。
「いででででっ!」
なんと情けない声!ちゃんとチン○ン付いてんのかコイツ。
せましが怯んだ隙に冷水機で少しだけ水を飲んでから一気に教室を目指した。
「あのアマ、覚えてろよ…」
教室に戻ると、ハゲ原が鬼の形相で仁王立ちしていた。
「五十嵐…お前2問しか解いてない分際で、よく遅刻できたな」
「いや、違うんすよ!せまし君…いや、私の隣の席にいた、あの金髪ブタ野郎…じゃなくて金髪ロン毛の人に絡まれて」
私の弁解を聞くとハゲ原は納得したようで、それ以上は私を怒らなかった。
やはりせまし君は、よほどの問題児なんだな。
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