そっか、お前、馬鹿だもんな

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補習が再開されて、またさっきの問題とにらめっこ。 しばらくすると、せましが教室に戻ってきて、私の隣に座った。 見ちゃいけない…そう思いながらもついつい見てしまいたくなる、超好奇心旺盛娘☆ さりげなくチラ見すると、せましは鬼の形相で私を睨んでいた。 「ヒィィッ!」 助けを求めようと萩原を見ると、なんたることか!まさかの見て見ぬ振り! だからハゲ原って呼ばれるんだお前は! そしてさらに、私を驚愕させる出来事が。 せましが机をくっつけてきた! えぇぇぇ?! 心の中で雄叫びをあげる。 「ここの問題、教えてくれよ」 にっこりと笑いながら聞いてくるせまし君。 だが、目が笑っていない! そして足を踏まれている! てゆーかその問題は私も解けない! 馬鹿な私に答えを聞くなんて、なんて馬鹿なんだせまし君。
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