THE☆青春の1ページ

そっか、お前、馬鹿だもんな

逆らうと何されるか分からないので、とりあえず問題に挑戦する。

「…」

「おい」

「…」

「てめぇ、教えろって言ってんのが分か」

「うるさい！今考えてんの！だまれ！」

…

………あ。

や っ ち ま っ た

恐る恐るせましを見ると、額に血管を浮かび上がらせて、口元をピクピクと震わせている。

さすがに、怖いぞ。

せましは何も言わずに机を離すと、黙ったまま問題用紙を見つめた。

…え？

殺されなかった…？

逆に怖い。それが作戦か？

その時間は、その後何事もなく終わりを迎えた。