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暑い教室で問題とにらめっこするが、全く分からない。
xだかyだか、数学だってーのに英語が並んでいる。
中学の数学は得意だったのに。
20問くらいあるプリントの2問目をようやく解き終えたところで、チャイムが鳴った。
「よーし休憩だ。お疲れ様」
ハゲ原先…おっと、萩原先生のかけ声と同時に一斉に立ち上がる補習メンバー。
向かうは水飲み場!
廊下は走るななんて規則、聞いたことはない!
数少ない冷水機。
どの冷水機がすいているかなんて分からない。
10分しかない休憩時間、確実に水を飲むためには、走るしか方法はないのだ。
補習しているのは私の学年だけではない。
畜生、こんなことなら水筒持ってくれば良かった。
階段を降りきり、冷水機まであとわずか…!
たどり着くと、10人くらい並んでいた。
休憩時間、残り8分。
先頭の奴が、いつまでも水を飲んでいる…!
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