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時計を見ると、残り6分になっている。
いつまで飲んでいるんだロン毛野郎!
逆に苦しくないのかロン毛野郎!
やっとロン毛が飲み終わり、振り返った。
あら、なかなかのイケメン。
だがしかし、イケメンがいつまでも水を飲んでいて良いなんて決まりはない!
私の横を通り過ぎるイケメン。
と思ったら戻ってきて私の肩を掴んだ。
「ヒッ!」
思わずイケメンを見ると、イケメンは私を睨みつけていた。
心の声、聞かれたのかしら…?
イケメンは私を列から引っ張り出し、更に私を睨みつけた。
「てめぇ、さっきはよくも俺にチョークをぶつけてくれたな」
こいつ、あいつだったのか…。
隣にいた、あいつ。
クラスが違うから名前は知らないが、一緒に補習を受けていたあいつ。
てゆうか!水!
列を見ると、私がいた場所はしっかりと詰められていた。
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