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10月17日夜中...
琢郎は、手術室の前になる椅子に腰掛け2歳の照彦と1歳の尚と一緒に待っていた。
照彦『とちゃん(父ちゃん)ねんね、しちぇいい..』
琢郎『もう、ねんねしてていいよ☆』
照彦『うん..とちゃん、おやつみ』
琢郎『おやすみ☆』
照彦は、琢郎によっかかり寝た。尚はとっくのとうに、琢郎に抱かれながら寝ていた...
2時間ぐらいたったころ。
オギャ――――ァオギャ――ァ
元気に泣く赤ちゃん..
琢郎は悲しみの涙でいっぱいであった..
嬉しいが悔しい琢郎..
ドアが開き、中からナースさんが、赤ちゃんを抱きながらでてきた。
琢郎は、尚と照彦をゆっくりとずらし立ち上がった。
ナース『おめでとうございます。とても...可愛らしい赤ちゃんです』
と赤ちゃんを琢郎に渡した。
琢郎『あ..ありがとうございます...』
ナース『赤ちゃんとお子さんは見ときますんで、早く行ってあげてください...』
琢郎『お願いします』
と、手術室の中に急いで行った...
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