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琢郎の目の前には、ぐったりとしている妻であった...
琢郎『・・・・・・』
綾音『た..くろぅ...』
琢郎『死ぬなよ!!死んだら誰が俺を支えてくれるんだよ!!お前を手放したくないんだよ...お前がいなきゃ俺は行きてけないよ...』
綾音『でも...頑張って...あたしが産んだ子供達を..育てて..お願い..あたしは、琢郎のなかに生きてるから心配無用だ..なんかあったとき、隣ん家に頼りなよ...』
琢郎『あぁ!!頼るがマジ死ぬな!!生きろ。生きてくれよ..』
と琢郎は、泣き叫んだ。
綾音は、琢郎の頬に手をあてて、言った...
『さようなら....』
後ろから、照彦と尚が手を繋いで歩いてきた。
尚『とちゃん..にゃかにゃいで..』
上手く言えてないが、琢郎には伝わり泣きやんだ。
琢郎『そうだよな...父ちゃんがしっかりしなきゃダメだよな!!』
尚『とちゃん、だっこ..』
と、尚を抱き上げた..
照彦は、お母さんを見てこう言った。
照彦『とちゃん..かちゃんもねんねちてる。』
琢郎『あぁ..永遠のねんねしてるな...』
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