スイソウ
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私は哭した。 声を押し殺して慟哭した。 私が与えた自由だったかもしれない。水槽の中の狭い自由だったかもしれない。管理された自由、だったかもしれない。 けれどそれでも良かったのだ。それで良かった。 少なくとも彼等を殺す理由にはなりえなかった。癇癪を起こした子どものように、私は私の友人を葬り去ってしまった。 自由に縛られているのは、彼等より私の方だ。
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