君に会えてよかった

プロローグ

それは、私が17歳の時。
あの時期は反抗期ってこともあってあれてたっけ。

家に帰る気になれなくて夕方街をブラブラしてた。
家が嫌とかそんなんじゃない。

ただ…一人のほうが楽だった。
仮面夫婦して外面よくしてる親が、嫌だっただけ。
あとは私の服にいちゃもんをつけた。

《そんな服ばっかり着るのは、どうせ変なものの影響でしょう？？みっともないっ！もっと清楚な格好をしなさいっ！》

パンクファッションのどこが悪いんだか…。