プロローグ

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当たり前だけど、ファッションは貫いた。 なんか、こういう服は《なれない自分になってる感じ》なんだよね。 そんなことを思いながら歩いてたら、とても聞き触りのいい歌が耳を霞めた。 その辺りはいつもストリートライブをしてる若者で溢れてる場所。いつもなら気にも止めないんだけど思わずそこに向った。 ヴォーカルとギターの男二人組。 すでに人だかりがあって私も後ろに紛れた。 相手を思う歌詞、自分の気持ちを込めた歌。 それになにより、歌が本当に好きなのが伝わった。 すでに彼に引き付けられていた。
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