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心配になった大志が池に近づくと
「捕ったりぃ」
勢いよく池から公が参上
口には鯉をくわえている
「こらっ、離してあげなさい。そして早く池から出なさい」
「はぁい、ごめんなさい」
大志にしかられ落ち込む公
「鯉だって生きているんです、無闇に命を奪ってはいけませんよ」
優しく公の頭をなでる大志
「うん、わかった。…へくしゅっ」
かわいいくしゃみとともに頷く
「ほら、こんな馬鹿な事をするから、早く着替えますよ」
二人の姿は屋敷へと消えていった
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