人形の踊る夜

8/14
前へ
/333ページ
次へ
「何か問題があるのか?」  私が問いかけると、睦月は、そういう訳じゃないけど、と首を横に振った。 「ただ、もしかしたら私が主役をしないといけないかもしれない」 「すごいじゃない。おめでとう」  千香が祝福の言葉を述べるが、私は睦月の浮かない顔がどうも気になった。
/333ページ

最初のコメントを投稿しよう!

332人が本棚に入れています
本棚に追加