人形の踊る夜

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「うん、実は今度の劇、『人形の踊る夜』と言うんだけど、この脚本を書いたのが美保のお父さんなのよ。それに、初めてこの劇をやったときに主役を演じたのは美保のお母さんだしね」  その発言に私と千香は顔を見合わせる。 「どういう事?」  千香が勢い込んで尋ねる。 「どういう事って、何が?」
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