興味の行方

3/4
前へ
/333ページ
次へ
 しかし少年は、その同級生がどのような人物なのかには興味を持った。それまで全くといっていいほど興味を持っていなかったのだ。それまでの少年にとって、その同級生はただの同級生以上の価値はなかった。ところが今この瞬間、その同級生は少年と似た立場にいる存在へと変化した。興味を持つのも当然といえた。
/333ページ

最初のコメントを投稿しよう!

332人が本棚に入れています
本棚に追加