興味の行方
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しかし少年は、その同級生がどのような人物なのかには興味を持った。それまで全くといっていいほど興味を持っていなかったのだ。それまでの少年にとって、その同級生はただの同級生以上の価値はなかった。ところが今この瞬間、その同級生は少年と似た立場にいる存在へと変化した。興味を持つのも当然といえた。
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