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灰猫「い…いやそれは…」
浮竹「?…不満かい?」
浮竹は2人が何を相談したいか知らないので、誰が相談相手でも大丈夫だと思っている。
しかし灰猫達はあまり気が進まないという表情をしたので、浮竹は不思議に思った。
飛梅「ええと…この方達だと駄目というか…」
それを聞いて最初に口出ししたのは蛇尾丸。
蛇尾丸・蛇男「なんだと!?まるで俺達が役立たずって言ってるみたいじゃねーか!」
灰猫が呆れた表情で言う。
灰猫「あんた達みたいな野蛮人に、あたし達の悩みなんか聞かせる気はないわよ」
蛇尾丸・猿女「それは儂のことも言っておるのか!!」
灰猫「事実を言ったまでよ!」
蛇尾丸・猿女「何だとぉ!?」
恋次「おいこんなとこでウルセーよ!ちょっと来い!」
恋次は蛇尾丸と灰猫を連れ出した。
ルキア「あ…では…浮竹隊長、後は任せてください」
浮竹「?おぉ…頼んだ」
ルキアが部屋を出ると、飛梅も浮竹に一礼して出て行った。
一行は外に出て、四番隊隊舎の入り口の脇に固まった。
恋次「まぁ…話したらまずいことならいいけどよ…そうじゃないなら話してくれてもいいんじゃねーか?」
灰猫・飛梅「……………」
恋次から言われしばらく押し黙っていたが、2人は顔を見合わせ頷き、とりあえず話すことにした。
灰猫「なんてゆーか………オトコの上手いおとし方を聞きたくて…」
恋次「は?おとし方?」
袖白雪「と言うと…惚れさせたいということですか?」
灰猫「そんなとこかなぁ…」
恋次「…ぷっ……」
恋次達はもっと深刻なことを想像していたようで、思わず笑い出した。
灰猫「ちょ…何で笑うのよ!!」
飛梅「私達は真面目に…!」
蛇尾丸・蛇男「だってよぉ!そんなことで卯ノ花隊長んトコ行くなんて笑っちまうぜ!!」
灰猫「だって相談相手になりそうな人がそれくらいしかいなかったのよ!!ならあんた達はいい答えでも出せるっての!?」
蛇尾丸・猿女「そんなものは相談せずとも、色気でどうとでもなるじゃろう!」
灰猫・飛梅「………」
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