最終幕:王子様はお姫様ですよ?

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さすがに……これは…… とどめのように化け物は俺を投げ飛ばした。 身動きせず、ただ血が溢れていた。 ―祐side― 「っ湊!?」 俺は雑魚を蹴散らしながら身体に感じた違和感に気付いた。 青山も同じなのか、今にもベランダに向かおうとしていた。 まだ契約していない凪には分からないみたいだ。 「どうかしたのか?」 「……湊になにかあったのかもしれない、早く片付けた方が良さそうだな」 湊、無事でいろよ……。
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