平凡な朝に

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ただ森の前に自転車を置いてただけかもしれない。勘違いだったか、おもしろくない。 まあどうせあれだ。せっかく見つけたのに、体格の良い番長みたいな男でした、とかいうオチなんだ。シャカシャカシャカ。うわっ、もう1限目終わってるよ。シャカシャカシャカ。2限目は何だっけな、古典とか。シャカシャンシャカシャカ。そんなとこだな。 いや、気付いてるよ。変な音してるよね。 どこから? もしかしてミイラ?シャンシャンシャン。 上かっ!? 最初に目に飛び込んできたのは、スカートのプリーツだった。やった当たりっ、女の子。 次に目に飛び込んできたのは、じっとこちらを見つめる目。耳には大きなヘッドホン。 イメージよりも、かなりロックな女の子だった。 「何か用?」 え?えぇぇぇぇぇぇぇぇ。
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