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そこには真っ白な天井が視界いっぱいに広がっていた
その独特な臭いと雰囲気でここが病院のベッドの上だということに気づくまでにあまり時間はかからなかった
雅治がいる病室には誰もいなく、静かに時を刻む時計の針の音が大きく聞こえた
その後すぐ、扉が開く音でその沈黙は破られた
「おふくろ…」
そこには母 洋子がこちらを見ていた
「裕也君…が」
息子が事故にあったというのに一言目には他人のことかよ……
始めからわかっていた事だが…
「裕也がなんだよ」
「裕也君が……亡くなったわ」
………………え?……
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