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「だ、団長が893に!!」
「なに?」
タナベの話を聞いたあらすじを辿ると、買い物をしに道を歩いていた団員が893とぶつかり、893が骨が折れたから金を出せと脅迫してきて団員が困っていた所、同行していた団長が止めに入ったらしい…
しかし893に、こいつは人質だと半ば強引に団長は連れ去られてしまったという。
「ふむ、困ったなおやっさんがいなければサーカスは成り立たない。」
ピエロはふと立ち上がると出口まで歩き始める。
「開演時間までには間に合わせる。お前はマジックの練習でもしておけ。」
ピエロはそう言うと部屋から出て行ってしまった…と思ったらすぐに戻ってきた
「あれ、場所ってどこだっけ?」
ピエロとタナベの間にしばしの静寂が続く…
「…○○港の倉庫らしいです…」
その言葉が終わる時にはピエロの姿は消えていた。
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