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「「くっくっく…そのおっさんに金の価値などない…それにお前等にも邪魔なものだろう?大事になる前に引き取ってやろうと言っているのだ。」」
事実、汚いおっさん基、団長は893達にとって既に無用の長物…いち早く処分したい所。
パシリは喜んで差しだそうとした…が兄貴はプライドが許さずおっさんを離そうとはしない。
「ふざけた事抜かしてんじゃねぇぞ!!金だ!金がねぇならこのおっさんは解放できねぇなぁ」
「「やれやれ…折角大事にせずに終わらそうとしたのだがな。」」
そういうとピエロは目にも止まらぬスピードでパシリの背後に回り羽交い締めにする。若干喘ぎ声にも似た声がパシリから漏れたが誰も気にしない。
と、次の瞬間…パシリはピエロに変わってしまった。
「…なっ!?」
あまりにも一瞬の出来事に言葉を失う兄貴。
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