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「「くっくっくっ…人の心配をするとは随分とお優しい事だな…その優しさで団長を解放してくれないか?」」
あくまで手を出すことをしようとせず、話し合いで解決をしようとするピエロ。
兄貴は気がつかない。ピエロのその気持ちを察する余裕を、既に持ち合わせていないからだ…
いつやられるかもしれぬ…
その考えだけが、頭から張り付いて離れない。
「う…うるせぇ!!…パスリの…仇だ!…ぜ…絶対金を持ってくるまで…解放しねぇぞ!!」
(正常な判断はできないか…)
そう感じたピエロは、小さなため息をついた。
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