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「あ…あぁぁ…は…ははは…」 兄貴の戦意は喪失され、先ほどの威勢のいい声はなく、ただ力ない笑い声だけが漏れていた。 「「おぉ…まさかこいつを笑顔にできるとは」」 兄貴の顔を覗き殺意がない事を察すると同時にピエロは指を鳴らす。 小さな破裂音と共に無数のピエロは消え、パシリと団長が元に戻る。 「あ…あれ。自分なんでこんな所にいるんだ?」 「む…むぐぐぐ…」 二人とも何が起きたか理解できないでいる様子。 「あっ兄貴!!」 不気味な笑い声を漏らす兄貴に気づいたパシリは兄貴の元に駆け寄る。 「どうしたんだよ兄貴!!?一体何があったんだ!!」 パシリは兄貴に叫びかけるが兄貴はただ笑うだけ。 「そいつは今、最高に楽しんでいたんだ。何をそんなに心配をする?」 見かねたピエロがパシリに話す。 するとパシリはピエロを睨んだ。
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