道化師

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「今日は玉乗りとジャグリングをしながら最後は華麗に転ぶ展開でいこうと思う」 「ただ普通に転んでくれよ…この前客に地震がきたとクレームが…」 言い掛けるとピエロが右手を開きバッと団長に向け、左手人差し指を立て自分の口元に置く 「シ-!ライオンが寝ている。起こすと可哀想だ…別の部屋に移動しよう」 ポカンとした顔の団長を後目にピエロは牢屋を出て鍵を閉めた後スタスタと廊下の奥に姿を消していってしまった。
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