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青年が駐屯地へと向かうと、そこには青年の上司が今か今かと青年を待っていた。
「――、此処を奴らから占領出来れば此方の方面は我が軍の勝利となろう。だが、此処は奴らの此方での最終拠点でもある。主要人物もいるだろう。」
上司の言葉に青年は頷き、
「…そうでしょうね。今までの戦いで"彼"が現れたという報告もありませんでした。"彼"はきっと今回の戦いに出てくると思います。」
青年の言葉に上司も頷いた
「その点を含め、今回は此方もお前に最前線で戦ってもらおうと思う。…良いな?」
「――御意に。」
青年は礼をすると、その場から離れていった。
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