Goodbye,my friend!(日+英)

6/11

36人が本棚に入れています
本棚に追加
/27ページ
――威嚇射撃? 自分の頬へと出来た真新しい傷に青年が手を添え、くるりと後ろを振り返ると、そこには… ブロンドの髪に、少々太い眉毛に翠の瞳。 纏う衣服は緑色だが、青年と同じように赤で染まった服を着た青年が銃口を青年の方へと向け、そこに立っていた。 青年たちは友人である。…いや、今は"であった"といった表現の方が良いだろうか。 確かに彼らは友人だった。 互いに互いを利用する為ではあったものの、広い世界に一人しかいなかった頃に漸く会えた唯一の友であった。
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

36人が本棚に入れています
本棚に追加