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…だが、そんな彼らの関係は長くは続かなかった。
世界の中心へと台頭した若い国と、ブロンドの青年の腐れ縁ともいえる国…そして何よりも、彼らの上司たちによって彼らの関係は崩れたのであった。
――そして時は流れ、彼らは敵同士となる。
…先に口を開いたのは黒髪の青年だった。
「お久しぶりですね、アーサーさん。」
するとブロンドの青年――アーサーも口を開いた。
「あぁ、そうだな――菊。」
アーサーがそう言うと黒髪の青年――菊はにこりと微笑んだ。
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