第一部:妖怪と人間と神々と

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第一部:妖怪と人間と神々と

対世界:世界観説明1 物語の舞台となるこの世界の名は、 「対世界〈ツイセカイ〉」。 有と無、光と闇、魔力(魔術)と妖力(妖術) など、名の通り「対」になる存在がある事 で世界のバランスを保つという理が伝承 されている世界である。 この世界には、動植物や人間以外に、 妖怪や魔術師、魔(界)人や天使/悪魔、 魔物や様々な神々などが暮らしている。 かつては人間達が生物の代表的存在と なっていた時代もあったが、長い年月を 経て人間の勢力が少しずつ衰えていき、 それにつけ込むかのように今まで存在を 潜ませていた妖怪などが表に上がったのである。 今現在では人間と妖怪達は共存し、助け合 って暮らしている(一部例外除く)。 それに伴い、これまで身を潜めていた人外 の種族の者達が姿を現していった。 (神々も多々出現したが、大体の者達は人 前には姿を現してはいない。) 魔物達は古くから存在しており、遥か昔 から今までに置いて、魔物と人間達など は戦い続けている。 魔物と人間との戦いが始まる頃よりもさら に昔に、人間同士が戦いあっていた頃、 「大聖神〈タイセイシン〉」と呼ばれる光の神が 人々の心に安らぎの光を灯し、人間同士が 争わないようにしたとされ、この後しばら くの平和は、それを好まぬ闇の神々が魔物 を作り出した事で崩壊し、やがて人間 と魔物の戦争を引き起こしたとされる。 余談だが、 光の世界に生きる者の大半はやや綺麗な 心を持つ者が多く、 闇の世界に生きる者の大半は心の負の部分 を強く持ってしまっている者が多いと言われている。 この辺りも対となっているらしい。  
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