EP:序/二人の妖怪

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「わぁっ!!凄ーい!!」 「どうやってるの?」 ライトは声の発生源にたどり着き、そこを見 る。すると、沢山の子供達がライトと同じ位 の歳の少年を取り囲んでいるのが見えた。 ライト「…お、いたいた。今日も頑張ってるな~。」 どうやらこの少年がライトの探していた人物のようだ。 その少年はどうやら子供達に小さな マジックショーをしているらしく、子供達は彼の マジックに夢中になっていた。 少年「おいおい、マジックはどうやってやって るかわからないから面白いんだろ?」 「でもやってみたいもん!」 少年「じゃあまた今度教えてやろうかな。 …とりあえず今日はここまで!!」 「「えーー!?」」 少年「もうすぐお昼時だからな。きっと お母さんお父さんが美味しい料理を作って待ってるぞ。」 「「はーい。」」 少年はショーを止め、子供達は惜しみながらも帰っていった。 少年「ふー…、今日も楽しんでもらえたっぽいな。良かったぜ。」 ライト「お疲れさんだな、シェイド。」 シェイド「ん?…おぉ、これはこれはライト君。 ここに来てまで何の用かな?」 少年…「シェイド・バッドナイト」は、ライトと古く からの親友であるらしく、よく二人で連 んでいる姿が目撃される事が多い。 シェイドもまた妖怪の少年で、彼は蝙蝠の妖怪らしい。 明るく活発的だが、困った事に暇が嫌いで いつも何かして暇を潰さないと気が済まな い、つまり落ち着きの無い少年である。  
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