第二章

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裏庭に着いたシップ達 長老 「まずは君は魔法剣の前に魔法を覚えなければならない」 シップ 「魔法ですか?」 長老 「うむ、君は魔法を使えないのだろう?」 シップ 「はい…使えません」 長老 「まずは儂の魔法を見ておいた方がいい」 シップ 「分かりました」 長老 「さて、魔法の初級中の初級『ファイアボルト』を使うかの」 シップ 「初級?魔法に初級とかがあるんですか?」 長老 「うむ、儂はまだ中級の上しか使えないがな」 セレス 「シップさん魔法で中級の上は凄いんですよ」 シップ 「長老様そのファイアボルトを見せてください!」 長老 「よかろう、見ておけ」 キュゥゥゥゥゥ…… 長老の手に赤い『線』が集まり球形になってゆく 長老 「ファイアボルト!」 ズーン!ゴォォォォォ 長老の手から発せられたその『炎球』は庭の木を燃やしユラユラと揺らめいていた 長老 「これが初級魔法ファイアボルトじゃ」 シップ 「これで…初級……ですか?」 長老 「ホッホッホッ、驚かせたかね?」 シップ 「驚くも何もあんな凄い力を見せ付けられたら…」 長老 「君も覚えるんじゃよ」 シップ 「分かっています」 修業は続く
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