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長老
「先ずは先程の魔力を体の外に出せねば話しにならん。
魔力を体の外に出してみなさい」
シップ
「どうやってですか?」
長老
「ふむ、最もな質問じゃな…じゃが君は既に出し方は解っておる筈じゃ……出せるかどうかは君次第じゃがな」
僕が既に魔力の出し方を解っている?
そう言えば何と無くは解る気がする……
シップ
「………ふん!」
魔力を体の外に出そうとするが、ほんの少ししか出て来なかった…
長老
「ほぅ……君は才能があるのかもしれんな…初めて魔力を体外に出そうとしても、全く出ない者……魔力が暴走して己の身体を傷付ける者がおるのに…」
この時シップは本当に安心していた…
魔力がほんの少ししか出なかった自分には才能が無いのでは?と、思っていた為だ
長老
「後、20回もやれば魔力を完全に体外に出せるじゃろう……
儂は少し寝るのでのぅ…出来たら起こしてくれ」
皆さんは既にお忘れかもしれませんが、長老は寝たきりなのです
シップ
「了解!」
そう言ってシップは魔力放出を続けた
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