第二章

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長老 「先ずは先程の魔力を体の外に出せねば話しにならん。 魔力を体の外に出してみなさい」 シップ 「どうやってですか?」 長老 「ふむ、最もな質問じゃな…じゃが君は既に出し方は解っておる筈じゃ……出せるかどうかは君次第じゃがな」 僕が既に魔力の出し方を解っている? そう言えば何と無くは解る気がする…… シップ 「………ふん!」 魔力を体の外に出そうとするが、ほんの少ししか出て来なかった… 長老 「ほぅ……君は才能があるのかもしれんな…初めて魔力を体外に出そうとしても、全く出ない者……魔力が暴走して己の身体を傷付ける者がおるのに…」 この時シップは本当に安心していた… 魔力がほんの少ししか出なかった自分には才能が無いのでは?と、思っていた為だ 長老 「後、20回もやれば魔力を完全に体外に出せるじゃろう…… 儂は少し寝るのでのぅ…出来たら起こしてくれ」 皆さんは既にお忘れかもしれませんが、長老は寝たきりなのです シップ 「了解!」 そう言ってシップは魔力放出を続けた
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