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ちょっと昔の話。
小学6年生の時だ。
いつものように友達と帰ろうとして、校門を出たんだ。
そしたらでっかい桜の木の下に低学年が集まってて、なんだなんだと当然好奇心で駆け寄った。
覗くと、排水溝の所に超ビッグサイズの芋虫が落ちてた。
ほんてデカくて、赤ちゃんの腕くらいの太さ、毒々しい緑色で、うねってたorz
ビビりながらも、まあ、キモいなあと思ってたら、一人のガキが木の枝で分断し始めた。
ぐじぐじ、ぐじぐじと分断してる間、三センチ位ある頭の部分がうっねうねしてた。
おいおい、なんて言いながら楽しんでた俺も俺だが、次の瞬間みな度肝を抜かれた。
食べた。
ガキが、芋虫の半分、食べた。
悲鳴の嵐で、みんな逃げてった。
俺達も逃げて、逃げて、逃げた。
振り向き様に後ろ見たらその子、口からスライム垂らして、道路をペシペシ叩いてた。
芋虫、叩いてた。
よく見たら、涙溜めながら笑顔でスライムと戯れてた。
多分狂ってた。
臨場感ないだろうけど、幼心にはキツかった…
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