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オウリーは障壁もなく仁王立ち。
絶対にあれは躱せない。
そして奴の表情に確信する。
きっと躱さない。
迫り来る純白の剣が、自分に突き立てられるものだとしても。
無意識の中で、カインは吼えた。
「嬢ちゃん、いけぇぇっ!!」
「オウリィィッ!!」
セシリアが発した魂の叫び。
その中でオウリーは手を広げた。
まるで駆け寄ってくる我が子を抱きしめるように。
刹那、二人が交錯する。
そして――――
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