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有士「でた」 猛「お前マジいい加減にすれよ」 猛が有士に近づく 空は手を離そうとした瞬間 有士にきつく握られ 有士「走れ」 有士に言われるがまま外へ走り出した はぁはぁはぁはぁ 二人は息を切らして 有士「はぁ…ここまでくれば大丈夫っしょ」 空「はぁはぁはぁはぁ…」 空は息を切らし声が出ない 有士「なぁ…何であそこにいたの??スゲー下向いてたけど」 有士は空の顔を覗き 空「えっ…」 チュ 有士「あっゴメン。あまりにも可愛くてニコッ」 空はわけのわからぬまま固まった 有士「えっまさか…初めて??」 空「…うん」 空は流れる涙を止めれず、口に手をあてながら崩れ座った。 有士「っち…マジかよ…初めてかよ~」 有士は気まずい雰囲気のまま立ちすくむ 有士「とりあえず…さっ…俺が責任とっから…」 空「……ふぇ??」 空が涙を拭いながら尋ねる 有士「何かお前見てると前の俺みて…」 有士がかすれた声でそう言いながら空に近づくと 空「えっ」 有士「俺お前好きかも」 有士はそう言い抱きしめておでこにキスをする 優しい優しいキスをする 空は更に固まり身を任せた 有士「…さっきはその…ゴメン…俺…お前になら開けそう…」 空「……」 有士「…なぁ…」 空「…えっ??」 有士は手を離し、 有士「俺と付き合ってもらえますか」 空は突然の告白で戸惑っていると 有士「…ワリ…ガラにもないことした…」 空は落ち着いて答えた 空「あの…意味がわからないんですけど…」 有士「やっと"えっ"以外喋ったな」 何故か有士は満面の笑みを浮かべそう言った 有士「ったく…何かお前といる…イヤ、空といるといつもの調子が出ね」 有士は頭をかきながらそう言う 空はその場に立ち 空「有士くん??」 と顔を覗き込み言うと 有士は顔を赤らめて 有士「バカッ…お前その顔…」 有士は顔を背かして 有士「やめろよ…んな顔されたらまたしたくなるだろっ」 有士はそう言いとまた空にキスをする 空は何故か優しい気持ちになり身を任せた 有士と空は付き合う事になった
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