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目をこすると赤くなって、泣いたことがバレてしまう。
じっとしていると涙が止まらないので、毛布をたたみ部屋をうろ②していた。
『あの子を下に連れてきなさい!』
『何で連れてこなきゃいけないんだよ!
意味がわかんねぇよ!!』
えっ?
私は下に下りた方がいいの?
でも宮川くんには呼ばれてないからここに居た方がいいよね??
『2人きりにしたら危ないからでしょ!』
『何回も言ってるけど!
何もしてねぇし、何もねぇって言ってるだろ!!』
まだ続いている…。
だが、お祖母さんはしびれを切らしたのか直接私に声を掛けてくるようになった。
『上は寒いでしょ?
下りてきなさい~。』
『おい!何で下りてこさせるんだよ!!』
『あんたじゃ話にならないよ。
あの子に来てもらった方が早いわ。』
『遠慮しなくていいから下りてきてちょうだい~。』
帰るときに顔合わせることになるから行った方が…。
―…散々戸惑ったあげく、下りることにした。
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