きっかけ。

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1週間後、 林先生からボランティアに関する書類を受け取った。   『よく目を通しておいてくれよな。』   それだけ告げて、 会議があるのか先生は急いでどこかへ行った。   《参加者へ》と書かれた冊子にはボランティアの目的・目標等が書かれていた。   祭りの手伝いのボランティアにここまでの準備が必要なのか?と多少の疑問を抱きつつ、 参加者名簿に目を通した。     『!』     私は京子を見た。   声こそ出さなかったものの京子は驚いていた。   この前話していた、 京子が中学の頃告白したことのある男子の名前がそこにあった。     《香川圭太 南北高校2年》     でも実は、 京子より内心驚いていたのは私だ。   京子の過去を知っていたから言いにくかったが、 私は高校1年の3月に圭太に告白をしていたのだ…。
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